BMCソフトウェアは、ITコンポーネントを自動検出しトポロジーを作成する「BMC Topology Discovery」と、ITサービスの障害が与えるビジネスへの影響度を分析する「BMC Service Impact Manager」の2製品を発表した。
BMCソフトウェアは7月9日、ITコンポーネントを自動検出しトポロジーを作成する「BMC Topology Discovery」(TD)と、ITサービスの障害が与えるビジネスへの影響度を分析する「BMC Service Impact Manager」(SIM)の2製品を発表した。
TDはエージェントレス型で動作し、ITインフラを構成するサーバやスイッチ、ルータといった物理資産、アプリケーションといった論理資産の依存関係を判別して、トポロジーを自動的に作成するツール。ITの構成情報を格納するCMDB(構成管理データベース)と連携して動作させることも可能だ。
SIMは、これらITサービスを支えるインフラで起こる障害などのイベントをリアルタイムに監視し、事業に対する影響度を分析して通知する。イベントの発生順でなく、ビジネスへの影響度に応じて優先度を付けられるため、ITサービスレベルの向上につながる。経営層やビジネスユーザーが利用できるダッシュボードも提供する。
BMCソフトウェアは、ITILのフレームワークに基づいて運用管理ツールを提供しており、新製品は「サービスインパクト管理」と「サービスレベル管理」に属する。
BMC Topology Discoveryの価格は、検出対象のサーバごとに3万5400円。BMC Service Impact Managerは最小構成1534万円からとなっている。
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