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» 2007年07月17日 11時00分 公開

MS、SilverlightでWindows Liveプラットフォームサービスを拡充 (1/3)

MicrosoftはSilverlightを利用してWindows Liveプラットフォームサービスの拡充を進めている。だが、その使用条件が採用への障害になる可能性も指摘される。

[Matt Rosoff,Directions on Microsoft]
Directions on Microsoft 日本語版

 Windows Liveプラットフォームサービスの採用拡大に向けて、Microsoftは同社の新しいテクノロジーであるSilverlightを基盤とした対話型アプリケーションをホストするサービスを新たにリリースした。また、Windows Liveプラットフォームサービス全般に適用される基本のライセンス条件についても発表している。しかしこれらのサービスの多くでは、サイトのトラフィックが一定量を超えると、Microsoftに利用料を支払うか、広告収入を分配するよう求めている。ライバルのGoogleはこのような条件を設けていない。さらに、ライセンス条件やテクノロジーも統一されていないため、開発者の反応が気になるところだ。

Silverlightストリーミングサービスとライセンス条件

 Web開発者向け会議MIX 2007において、MicrosoftはSilverlightの詳細を発表した。Silverlightは、対話型Webアプリケーションを開発するための同社の新しいテクノロジーで、AdobeのFlashに真っ向から対抗する競合技術である。

 また、新しいホスティングオンラインサービス「Silverlight Streaming by Windows Live」についても発表された。このサービスのターゲットは、Silverlightベースのコンテンツをインターネット経由で広く配信したいものの、そうしたアプリケーションを自身でホスティングするために必要なオンラインインフラ(ストレージや帯域幅など)に投資する余裕がないような小規模な開発者だ。Silverlight Streamingでは、無制限のストリーミングと最大4Gバイトまでのストレージが無料で提供される。4Gバイト以上のストレージを希望する場合は有償契約を結ぶ必要があるが、その条件は利用方法によって異なり、詳細は公開されていない。

 このSilverlight Streamingの発表と合わせて、以下のWindows Liveプラットフォームサービスに適用される新しい使用条件が発表された。

Live Search API Microsoftのインターネット検索エンジンの結果をアプリケーションに組み込めるようにするAPI。1カ月に75万クエリまでは無償で利用できるが、それ以上になるとMicrosoftとの有償契約が必要である。

Virtual Earth API (Live Search Mapsなどさまざまな名称で呼ばれている)Microsoftのオンライン地図サイトが使用するバックエンドプラットフォームから取得した3Dイメージや企業の所在地情報などの地図データを組み込めるようにするAPI。ライセンスを受けた各アプリケーションから、クエリについては24時間以内で最高10万件まで、地図画像の表示については1カ月あたり300万件までは、無償で実行できる。これを超えると、有償契約が必要になる。

連絡先用コントロール JavaScriptベースのコントロールで、サイトにこのコントロールを組み込むと、エンドユーザーが各自のWindows Liveの連絡先情報(Hotmailとメッセンジャーから取得)をサイト上で表示できる。これにより提携サイト間で“コミュニティ”の雰囲気を生み出すことができるが、このコントロールではプレゼンス情報が利用できないため、利便性は限られる。このコントロールの使用に関して、ユーザー数の制限や利用料は設定されていない。

Liveスペースの写真用コントロール これもJavaScriptベースのコントロールで、ユーザーが各自のWindows Liveスペースの写真をWebサイトに表示できるようにする。例えば、サードパーティーの写真印刷サイトであれば、ユーザーに写真をこのサイトに改めてアップロードしてもらわなくても、印刷の注文を受けられるようにするといった使い方ができるだろう。このコントロールについても、ユーザー数の制限や料金は設定されていない。

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