JBCC、BIツールを導入した食品業向けERP製品を発売

日本ビジネスコンピューターは、中堅企業向けの業務コンポーネント型ERPの機能を拡張し、食品業向けのテンプレートを組み込んだ「EnterpriseVision食品業」を発売する。

» 2007年07月20日 21時12分 公開
[ITmedia]

 日本ビジネスコンピューター(JBCC)は7月20日、中堅企業向けの業務コンポーネント型ERP「EnterpriseVision販売」の機能を拡張し、食品業向けのテンプレートを組み込んだ「EnterpriseVision食品業」の発売を7月下旬から開始すると発表した。

 食料品の生産現場では電話や手書き伝票による受発注が多く、商品別の損益の把握が難しくなっている。また製品の性質上、多種類かつ大量商品を抱えなければならず、在庫が増える問題などが深刻化している。また製造や流通履歴を追跡するトレーサビリティや品質管理など、食品業界はさまざまな問題を抱えている。

 EnterpriseVision食品業は、食品業向けに賞味期限管理やセット品の組み立て/解体などの機能を導入したERPパッケージ。荷姿やロット別に入出荷履歴を細かく管理できるほか、指定日別に在庫の照会や出力ができる。またBI(Business Intelligence)ツールとして業務データベースを直接分析する「NewWorkFriend-FX」を搭載し、抽出したデータの分析/集計表を作成できる。これにより生産現場での作業工数の削減や、品質管理の効率化が可能となる。

 価格は1ライセンス当たり550万円から。同社は今後、EnterpriseVision関連のビジネスで、2007年度に7億円、2009年度まで22億円の売り上げを目指す。

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