キャッツは、組み込みシステム向け開発ツールの最新版「ZIPC Version 9.1」を発売した。
キャッツは7月31日、組み込みシステム向け開発ツールの最新版となる「ZIPC Version 9.1」を発売した。価格は108万450円から。
最新版では、自動生成されるCコードが欧州の自動車業界団体MISRAが制定する車載用ソフトウェアを対象としたC言語ガイドラインで「MISRA C」に準拠した。MISRA Cは日本や北米の自動車業界でのコーディング・ルールの参考にもされており、ZIPC Version 9.1を高信頼性が求められるシステムやアプリケーションの開発に利用できる。
このほか拡張に便利な外部コマンド登録機能の搭載やシミュレーションモデルの書式チェック機能の強化、シミュレーション速度の向上、ステータスビューア機能の搭載などにより、シミュレーションモデルの作成や検証時の効率性と信頼性を高められるという。
また対応するエミュレータに、横川デジタルコンピュータの「microVIEW-PLUS」、東芝セミコンダクタの「TIDE」、NECエレクトロニクスの「ID78K0R-QB」が加わった。
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