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» 2007年09月06日 07時00分 公開

女性システム管理者の憂鬱:資格取得が人生を変える、かも (1/4)

世の中にあふれているさまざまな資格。その資格取得を目指して研修に参加したり、勉強したり……そんな経験が仕事の現場ではなく、思いも寄らないところで役立つこともある。

[高橋美樹,ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「運用管理の過去・現在・未来」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。



 夏休みが分散化したとはいえ、いまだにお盆の週に休みを取る人が大半を占めている。その時期は、システム管理者にとって、トラブルでも起こらない限り、1年のうちで最も余裕のある時期と言える。そんな機会を利用して、社外の技術研修に参加したり、新しい技術の勉強を始めたりする人も少なくない。それがきっかけとなり、勉強の成果として資格取得を考える人も多いだろう。

 世の中には、公的なものからベンダーが主催するものまで、IT系に限らずさまざまな資格があふれている。そんな資格取得の経験が、仕事の現場ではなく、キャリアの転換点となるような思いも寄らないところで役立つケースもあるのだった。

 わたしがシステム管理者になったのは、自費でMicrosoftの資格取得を目指したことがきっかけだった。当時は、システム管理者として就職するためには、何らかのスキルや経験がないと難しい時代だったため、ヘルプデスクの経験はあったものの、サーバ系の運用実務経験がないわたしは、なけなしの貯金ウン十万円をはたいて民間のスクールに通い、MCPの取得を目指したのだった。

 そのかいあって、OS関連の資格3種類すべてを取得し、無事転職にも成功した。しかし、それからすぐに資格の認定方法が変わり、さらに上位資格を取得するためには、勉強しなければならない科目数が一挙に増えてしまい、いつしか資格取得への興味は薄れていく。

新しいニンジン

 それからしばらくして、突然わたしの心に大きな変化をもたらす出来事が起きた。わたしが在籍していた運用部署がグループ企業の再編により、開発主体の会社へと転籍することになったのだ。この転籍によって社員が利用できる制度も新しいものとなり、その目玉となるのが、かなり手厚い資格取得制度だということが判明。取得した資格の難易度により、半期に1度ポイントが付与され、そのポイントの累計で10万円、20万円、40万円といった一時金が支給されるものだった。賞金の最高額は100万円にも上り、わたしのモチベーションも一気にアップした。

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 目の前のニンジンに弱いわたしは、早速自分の取得資格であるMCPが、2科目で5ポイントに相当することを確認した。最低の支給ランク10ポイントまであと5ポイントが必要だ。それをクリアすれば、ボーナスに資格取得金10万円が加算される。おいしい話ではないか。それまで、資格のことなど忘れて暮らしてきたくせに、悪い癖でいざ具体的な金額が提示されると、がぜんやる気になってしまう。

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