NSD、モバイル環境に対応したPC資産管理ツールを発売

日本システムディベロップメントは、モバイル環境にあるPC資産の状態を管理できるツール「iPass Device Management」を発売した。

» 2007年10月03日 20時37分 公開
[ITmedia]

 日本システムディベロップメントとアイパスジャパンは10月3日、屋外などモバイル環境にあるPC資産の状態を管理できる米iPass製の資産管理ツール「iPass Device Management」を発売した。

 同ツールは、http/https通信を利用してインターネット経由で、屋外や自宅などにある企業PCの状態情報を収集、管理できる。一般的な資産管理ツールは、ネットワークに常時接続された社内PCを対象としている場合が多いが、同ツールは外部から不定期に社内ネットワークへ接続するモバイルPCなどにも対応する。

 同ツールを利用して、端末内のハードウェアやソフトウェアの状態や脆弱性を自動的に精査し、グループごとやユーザーごとにセキュリティパッチの適用による脆弱性の修正やアップデート、新規ソフトウェアの配布などが行える。特にモバイル環境にある端末の管理は、管理者がネットワークの帯域状態に応じて作業内容を柔軟に設定できるという。

 例えばデータサイズの大きなパッチファイルを適用する場合に、帯域を十分に確保できないネットワーク上の端末では膨大な時間を要するため、大容量回線に接続した場合にのみアップデートを行う、といった運用ができる。また、作業中にネットワークが切断されても、次回接続時に切断された時点から作業を再開する「チェックポイント・リスタート」機能も搭載する。

 クライアントPCの対応OSは、Windows Vista/XP/2000。価格は応相談となっている。

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