「World of Warcraft」のファンサイトに不正iFrameが仕掛けられ、マルウェア配布サイトにつながっていた。
人気MMORPG「World of Warcraft」のファンサイトに不正iFrameが隠されているのが見つかった。不正侵入により仕掛けられたとみられる。セキュリティ企業Trend Microが21日にブログで伝えた。
問題のファンサイトは複数カ所に難読化されたiFrameが挿入され、ユーザーを別のサイトに誘導する仕掛けになっている。このサイトを訪れると、オンラインゲームのパスワードを盗むマルウェアがダウンロードされるという。
Trend Microのブログ掲載時点で、不正コードはまだ削除されていないという。
オンラインゲームは以前から、仮想グッズが現金と交換できることに目を付けたマルウェア作者の標的にされてきた。ファンサイトはこうしたマルウェアにとって格好の中継拠点になっているとTrend Microは指摘し、オンラインゲームのユーザーはゲームサイト内外で慎重になる必要があると促している。
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