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» 2007年12月07日 07時32分 公開

知っている? スマートフォン選びのチェックポイント

スマートフォンの選択肢はたくさんあるが、プラットフォームの評価に際しては業務上の要件に関する検討が必要だ。

[Andrew Garcia,eWEEK]
eWEEK

 スマートフォンは、多くの企業にとって重要なコミュニケーション/コラボレーション/顧客管理ツールになりつつある。その選択肢は豊富だが、ITマネジャーがスマートフォンプラットフォームを評価するに当たっては、業務上の要件を満たしているかどうか注意深く検討しなければならない。ベンダーに対するRFP(提案依頼書)を作成する際にも、ITマネジャーが考慮しなければならない新たな問題がある。

GPS機能を搭載しているか?

 GPSはスマートフォンで一般的な機能になりつつあり、HTCやResearch In Motion(RIM)などのメーカーが現在、この機能を提供している。GPSはA地点からB地点への道案内をするためだけにあるのではない。さまざまな事業者が、GPSサービスを利用して加入者の位置追跡/移動距離把握、ディスパッチ、作業順序管理などの機能を提供している(もちろん有料だが)。

どんなタイプのオープンアクセスを提供するか

 ベンダーおよびキャリア各社は先を争うように、モバイルOS、モバイルネットワーク、モバイルアプリケーションを解放するオープン構想を発表している。Open Handset AllianceとVerizonの「Any Apps, Any Device」構想は、Googleのモバイルプラットフォーム「Android」と同じくらい魅力的に思えるが、早くても2008年までは、すべて約束に過ぎないということを忘れてはならない。

最も厳しい条件でのバッテリー寿命は?

 バッテリーの定格容量(mAh)は、待受時および通話時のおおよそのバッテリー持続時間を示しているに過ぎない。無線(通話用無線、Wi-Fi、Bluetooth)、カラーディスプレイ、スピーカーフォンなどはすべて、バッテリーの有効寿命を縮めることを忘れないように。このため、デフォルトでは普段使用しない機能を無効にしておくこと。ユーザーにもこの点を周知徹底する。

どんなWi-Fi機能を搭載しているか?

 Wi-Fi無線の消費電力(使用時および待機時)を少なくするには、最新のWi-Fiチップ(Atherosの「AR6002」シリーズなど)を搭載した機種を選ぶといいだろう。Wi-Fiの消費電力が少なくなれば、スマートフォンのバッテリー持続時間がかなり伸びるはずだ。

Unlicensed Mobile Accessをサポートするか?

 T-Mobileは今年、携帯端末を使ってVoIP(Voice over IP)通話が行える「HotSpot @Home」を発表した。しかしこのシステムで利用可能なWi-Fi対応携帯電話は当初、2機種しかなかった。RIMは9月に、このネットワークに対応した同社初のスマートフォン「BlackBerry Curve 8320」を発表した。近い将来、さらに多くの対応機種が登場するものと予想される。

どんなセキュリティ機能を搭載しているか?

 スマートフォンにはセキュリティ上の弱点が多く存在し、あなたの会社で採用するスマートフォンもその多くにまだ対処していない可能性が高い。(デバイス本体あるいはサードパーティーのソリューションで)チェックすべきセキュリティ機能としては、デバイスロック、機能ロックアウト、暗号化、認証(デバイスおよびネットワーク)、リモートワイプ、ファイアウォール、VPNなどがある。

どんなマルチメディア機能を搭載しているか?

 スマートフォンが従業員によって積極的に利用されるためには、業務用機能と個人用機能との間でバランスが必要だ。夜になると従業員が会社のスマートフォンをデスクにしまい込み、自分のiPhoneを持って帰宅するのであれば、その有用性がやや損なわれることになる。

自社のビジネスアプリケーションをサポートするか?

 スマートフォンのほとんどの利用形態において、今後も電子メールが最も重要なアプリケーションである可能性が高いため、購入決定に際してはメッセージ配信機能が主要な選定基準になるだろう。しかし接続オプションの改良が進むスマートフォンは、非常に大きな可能性を秘めている。

カメラを搭載しているか? そのスペックは?

 内蔵カメラは、子供のサッカーの試合の写真を撮るためだけのものではない。最近のデバイスは動画撮影機能も備えており、リッチメディアの作成やユニファイドコミュニケーションなどにも利用できる。内蔵カメラをバーコードスキャナとして利用できるデバイスもある(Motorolaの「MC35」など)。

フェムトセルへの対応予定は?

 2008年末には、野心的な事業者がフェムトセルの実証試験を開始する見込みだ。この技術が実用化すれば、ごく小さい局所的な範囲をインターネットに接続するセルによって、自宅やオフィスでのエリアカバーを改善することが可能になる。しかし、こういったデバイスにはどんなフォームファクターが望ましいのか現時点では不明だ。

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