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» 2008年01月15日 19時22分 公開

Mac OS Xユーザーにとって不満の残る「Office 2008」 (4/4)

[Tiffany Maleshefski,eWEEK]
eWEEK
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初心者にも優しく

 Office 2008は使い勝手の面でさまざまな改善が施されており、見栄えのするワープロ/スプレッドシート/プレゼンテーションドキュメントをさらに簡単に作成できるようになった。この点では、Office 2008は、使い勝手に主眼を置いたiWork '08と共通する部分が多い。

 Office 2008では、「Publishing Layout View」という機能も追加されており、パンフレットやチラシ、ニュースレターなどを作成するのに役立つさまざまな既製テンプレートをここから利用することができる。Wordのフォーマット用パレットも改良され、フォントサイズ/スタイル、ブレット、境界/段落スタイルなどを変更したり、オブジェクトパレット、引用、スクラップブック、互換性レポートツールなどの機能を利用して、ドキュメントをカスタマイズできるようになった。また、Office 2004では煩わしいほど多かったフローティングパレットはなくなり、ほとんどの機能がドキュメントの上部にあるメニューバーの中に収められた。

 Wordで新たに導入された「Document Elements」ツールバーは、ユーザーが利用できる既製のカバーページ、目次、ヘッダ、フッタなどをプレビューする機能を提供する。同様に「Elements Gallery」は、Word、Excel、PowerPointで利用できるOfficeArtなどのツールに素早くアクセスすることを可能にするとともに、従来よりも豊富な3D効果やアニメーション効果をプレゼンテーションに追加する機能を提供する。

 「Excel 2008」で最も重要な新機能が「Ledger Sheets」である。これは、既製のテンプレートのライブラリで、さまざまなスタイルの請求書、給与明細書、予算書、報告書などを作成するのに重宝する。Ledger Sheetsでは、数式を埋め込んだワークシートをそのまま使うことができる。ちなみに筆者は、必要な数式がすべて含まれている請求書テンプレートを試してみた。

 初心者にとってうれしいExcel 2008のもう1つの新機能が、便利な「Formula Builder」ツールである。これはフローティングツールバーとして表示され、Excelのすべての関数が含まれる包括的なリストを提供する。例えば、「SUM」をクリックすると、「範囲内のセルのすべての数値を加算する」という定義、構文、および「引数」欄が表示される。引数欄には、分析したい数値を手入力することができる。Formula Builderの内容は、ワークシート上部にある数式ツールバーに表示される情報に対応しているため、Formula Builderの数式が対象データセットにどのように適用されるかを確認することができる。

 「PowerPoint 2008」のテストでは、同製品の「SmartArt Graphics」ツールに感銘を受けた。筆者は、この機能を利用して(WordおよびExcelからもアクセスできる)、プレゼンテーション用のフローチャートを作成した。最初に、各種の既製のサイクル/プロセス/階層レイアウトの中からレイアウトを選択するようになっている。「Block Cycle」という名前のサイクルプロセスを選ぶと、タスクの循環フローを表した三角形のブロックのレイアウトが表示された。次に、テキストウィンドウからこれらのブロックにテキストを追加した。テキストウィンドウはサイクルデザインを選択すると開かれる。

 また、カスタムアニメーションウィンドウを利用することにより、プレゼンテーションにカスタムアニメーションを追加することができる。このウィンドウでは、プレゼンテーションで使用するオブジェクトの登場、退場、強調などを演出するためのエフェクトを選択することができる。筆者は、ページ上でブロックサイクル図を「拡大して回転させ」、それから幕が下りるような感じでそのページが終了するエフェクトを選択した。

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