新たにソフトウェアなどを入れなくても、Live Messengerでやりとりをしている相手にワンクリックで電話発信できるようになった。
NTTコミュニケーションズとマイクロソフトは1月22日、「Windows Live Messenger」を利用してPCからIP電話をかけるサービス「Windows Live Call by ドットフォン」を開始した。
新サービスでは、Live Messengerから電話発信できる。1つのWindows Live IDに対し「050」で始まるIP電話番号が割り与えられる。電話番号はIDにひもづくためPCごとに設定する必要はない。PCで受信はできないが、「転送・留守番でんわ」機能を使えば設定した携帯電話や固定電話に転送できる。
通話料は、相手がNTTコムのIP電話契約者であれば無料。一般加入電話へは3分間で8.4円、携帯電話は16.8円/分、国際電話は9円/分(アメリカにかける場合)掛かる。月額利用料金は留守番機能を含めて420円。12月利用分まで210円になるキャンペーンを実施する。登録手続きはLive Messenger上で行う。
NTTコミュニケーションズはこれまで、企業向けに「.Phone IP Centrex」、中小規模事業所向けに「OCN .Phone Office」、コンシューマー向けには「OCN .Phone」というIP電話サービスを展開してきた。NTTコミュニケーションズでIPサービス部部長を務める西山敏雄氏は「今回の協業により、個人のプライベート領域向けのビジネス拡大を図る」と意気込んだ。
Live Messengerを使った同様のサービスは、アメリカ(Verizon Communications)、フランス(France Telecom)に続き日本が3番目となる。
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