2カ月前に英語スパムの新傾向として「3行広告風スパム」と「『天狗』スパム」という話をしたが、現在筆者のメインアドレスではこれがいまだに悪さをしている。メインアドレスのメールはベイジアンフィルタで防御しているが、3行広告スパムの新手法が目立つようになってきた。
ベイジアンフィルタは一般的に単語単位で評価を行なう。そこで単語として認識されないようにスペースを使わないという手法が取られている。
本例の画像はすべて同じURLなので、学習させれば次回から取得しないと思うが、この手のものはアドレスを次から次へと変えるのが常套手段だ。ノイズになり、後日の精度の低下につながるのでわざと学習させていないのだが、迷惑極まりない。
このところ多いWeb連携スパムの仲間と言えるが、文面を変えて連発されるとかなりウザい。また文面ではベイジアンフィルタが適用しにくく、サイズも小さくて大量送信にも向いているという困った話だ。サーバベースでは対処できそうだが、筆者のようなクライアントベースのフィルタだとかなり厳しい。
来月も「スパムはどこから来るの?」の続きをお届けする予定だ。
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