スパムはどこから来るの? 「イマドキの日本語スパム」(4/4 ページ)

» 2008年01月31日 00時00分 公開
[小林哲雄,ITmedia]
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「三行広告スパム」はさらに悪質に

 2カ月前に英語スパムの新傾向として「3行広告風スパム」と「『天狗』スパム」という話をしたが、現在筆者のメインアドレスではこれがいまだに悪さをしている。メインアドレスのメールはベイジアンフィルタで防御しているが、3行広告スパムの新手法が目立つようになってきた。

 ベイジアンフィルタは一般的に単語単位で評価を行なう。そこで単語として認識されないようにスペースを使わないという手法が取られている。

 本例の画像はすべて同じURLなので、学習させれば次回から取得しないと思うが、この手のものはアドレスを次から次へと変えるのが常套手段だ。ノイズになり、後日の精度の低下につながるのでわざと学習させていないのだが、迷惑極まりない。

2行&空白なしのスパム群

 このところ多いWeb連携スパムの仲間と言えるが、文面を変えて連発されるとかなりウザい。また文面ではベイジアンフィルタが適用しにくく、サイズも小さくて大量送信にも向いているという困った話だ。サーバベースでは対処できそうだが、筆者のようなクライアントベースのフィルタだとかなり厳しい。

 来月も「スパムはどこから来るの?」の続きをお届けする予定だ。

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