NECは、企業の社員教育を総合的に支援するソフトウェアをSaaS形式で提供する「Cultiiva Global」の販売を開始した。
NECは3月17日、米SumTotal Systems Inc.と協業して、企業の社員教育を総合支援するソフトウェアをSaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供する「Cultiiva Global」の販売を開始した。
Cultiiva Globalは、SumTotal Systemsの学習管理システム「ResultsOnDemand」とNECのサービス基盤を連携して提供するサービス。NECは顧客ニーズに合わせたカスタマイズや、アビーム コンサルティングと連携したコンサルティングサービスなどを付加し、グローバルに利用可能なオンデマンドサービスとして提供する。
数十万人規模の大規模な一斉教育に対応でき、標準で11言語(オプションで26言語)に対応しており、グローバル多拠点での利用が可能。またNECのカスタマイズサービスにより、教育内容に応じたアクセス制御(社内でのみ受講可、社員自宅パソコンからも受講可など)や、各社員に配布するID・パスワードの発行/受付機能の追加など、顧客ニーズに応じた柔軟な教育環境を実現できる。
これまで個々のシステムで管理/実施されることの多かったeラーニング・目標(パフォーマンス)管理・報酬/査定管理といった一連の人材管理PDSA(Plan-Do-See-Action)を段階的に実現でき、さらにSAPやPeopleSoftなど人事領域のパッケージソフトとの連携も可能。
提供形態がサービス形式のため、自社内でのシステム構築・運用と比べて、導入までの期間を最大80%削減できるとしている。
利用価格は、1万人規模の場合で月額300万円(税別)から。NECでは、多数の従業員やグローバル多拠点への一斉教育を必要とする大手企業を中心に、今後3年間で30社への販売、30億円の売上を目指すとしている。
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