Apple、RAWファイルとAirMacの脆弱性に対処

今回のパッチは、Aperture/iPhotoのRAWファイル処理とAirPort Extreme(AirMac Extreme)の脆弱性に対処した。

» 2008年03月21日 08時04分 公開
[ITmedia]

 米AppleはSafariとMac OS Xのパッチに続き、写真管理ソフトのRAWファイル処理に関する互換性アップデートと、AirPort Extreme(日本名AirMac Extreme)ベースステーションの脆弱性に対処するセキュリティアップデートを公開した。

 RAW互換性アップデート2.0は、「iLife Support 8.2」パッケージのAperture 2/iPhoto 7.1.2が対象となる。RAWファイル用アーカイブ形式であるAdobe Digital Negative(DNG)画像ファイル処理に関してスタックベースのバッファオーバーフロー問題があり、細工を施した画像を参照すると、アプリケーションが予期せず終了したり、任意のコードを実行される恐れがある。

 一方、AirPort Extremeのファームウェアアップデート7.3.1は、AFPリクエストの処理に関する入力認証問題に対処した。この脆弱性を悪用されると、細工を施したAFPリクエストを使ってDoS(サービス妨害)状態を誘発することが可能になる。

 アップデートはMac OS Xの「ソフトウェア・アップデート」機能を利用するか、Appleのソフトウェアアップデートページからダウンロードできる。

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