感性制御技術搭載のニンテンドーDS用ゲームソフト第2弾が発売

セガは、日本SGIとAGIから「感性制御技術ST for ニンテンドーDS」の技術提供を受け、2007年夏に発売した「ココロスキャン」に続く、感性制御技術採用ゲームソフト「夢ねこDS」を発売する。

» 2008年04月16日 18時28分 公開
[ITmedia]

 日本SGIと日本SGIの関連会社であるAGIは4月16日、セガに提供した「感性制御技術ST for ニンテンドーDS」が、4月24日に発売予定のニンテンドーDS用ソフトウェア「夢ねこDS」に採用されたことを明らかにした。2007年夏にセガが発売した「ココロスキャン」に続くST採用ゲームとなる。

 同ゲームは、約60タイプ用意された猫キャラクターに対して、呼びかけたり、タッチペンを使ってなでたりすることでコミュニケーションを図る育成型のコミュニケーションゲーム。セガトイズでは2002年に「夢ねこ」と呼ばれる癒しペット玩具を発売、これまで全世界で約57万個販売されたヒット商品となっている。

 このゲームに採用されたSTは、日本SGIとAGIが次世代インタフェースとして開発している「感性ユーザーインタフェース(SUI)」のコアエンジンで、人間の声からその「喜び」「怒り」「哀しみ」「平常」「興奮」「笑い」といった感情を認識、従来の音声認識というレベルを越えたコミュニケーションを実現している。

夢ねこDS 「夢ねこDS」。寂しい気持ちと分かればそっと甘えるような仕草を、イライラしていると判断されれば近づいてこないなど、プレーヤーの声から気持ちをくみ取ってリアクションする

 日本SGIとAGIは今後STの改良/開発をさらに推進、今後はメンタルヘルスケアなど精神医療分野に向けた展開も計画しているという。

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