次期版Thunderbird「Shredder」のα1リリース

Shredder α1は新しいアドオンマネージャやクラッシュ報告機能などを搭載している。

» 2008年05月14日 16時12分 公開
[ITmedia]

 Mozilla Messagingは5月13日、オープンソース電子メールソフト「Thunderbird」の次期バージョンのα版をリリースした。

 Thunderbirdの次期バージョンはコードネームで「Shredder」と呼ばれる。今回リリースされたShredder α1は、機能的には現行版のThunderbird 2とあまり変わっていないが、コードベースはGecko 1.9プラットフォームを使っており、多くの部分がFirefox 3と共通になっているという。

 新しい機能は少ないが、新しいアドオンマネージャとクラッシュ報告機能が加わっており、アドレス帳にMac OS Xのアドレス帳のデータを読み込めるようになった(現時点では、この機能はデフォルトで無効になっている)。そのほかメッセージ本文の検索の精度が向上し、JavaScriptエンジンも改良されている。またMacではCocoaアプリケーションをネイティブサポートする。

 Shredder α1は無料でダウンロードでき、Windows 2000以上、Linux、Mac OS X 10.4以上に対応。Mozilla Messagingは、製品版ではなくあくまでもテスト用であると注意を促している。

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