富士ソフトは5月中旬、社内外のソフトウェアに対してどこからでも安全にアクセスできるワンストップソリューション、「FSSaaBIS」(エフエスサービス)を発表している。顧客の業務システムをより効率の良い仮想化環境に変え、富士ソフトのデータセンターによるホスティングサービスや情報系のSaaSと組み合わせ、ユーザーがWebブラウザベースのシンクライアントや携帯端末からシングルサインオンでシームレスにアクセスできるようにするソリューションだ。
Google Apps Premier Editionは、同サービスにおける情報系SaaSの中核をなすとともに、Googleガジェットを活用した全く新しい手法によるシステム構築も視野に入れているという。
堀田氏は、「富士ソフトは8割以上が技術者。変革していくためには、強力な信念を持ったパートナー、つまりグーグルが必要だ」とし、今回の販売代理店契約は同社側から持ち掛けたことも明かした。
Google Apps Premier Editionのビジネスは、向こう5年間で65億円の売り上げを見込んでいるが、この数字には既存システムとの連携やカスタマイズ、あるいはガジェットの開発などは含まれていない。コミュニケーションやコラボレーションの基盤上により大きなビジネスが展開できると期待している。
Google Apps Premier Editionの価格は、グーグルが公表しているのと同じ1アカウント当たり6000円。メールとグループウェアを導入した社員数が1000人の企業の場合、初期コストと運用コストの3年間の合計で約9000万円のコスト削減効果が期待できるという。
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