法人メディアではポイント付与などのインセンティブが発生するため、成約率がアップする要素がある。一方、個人メディアではそういった要素がないため、広告商品のクチコミ要素などを発揮できるような、サイトコンテンツの充実が重要になってくるといえる。
従って、個人のアフィリエイトサイトのコンテンツを充実させるために、広告主から商品プロモーションに関する情報を提供してもらうといった取組を、ASPが支援していくことも売上拡大のための重要な取り組みとなろう。
また、現在複数のASPで検討、実施されているような、ほかのインターネット広告の仕組みとアフィリエイトのマッチングも市場拡大のために重要な取り組みとなる。例えば、コンテンツ連動型広告や行動ターゲティング広告のような仕組みと組み合わせることで、コンバージョン率を向上(広告主、アフィリエイトパートナー双方にメリット)させるような手法も、普及していくことが予想される。
このような取り組みはアフィリエイトパートナーの作業軽減にもつながり、広告主とアフィリエイトパートナー双方にメリットを提供することとなる。広告主とアフィリエイトパートナー双方の満足度を高めることで、さらなる市場の拡大が期待される。
さらに根本的な問題として、資料請求や会員登録において複数のアドレスを使って架空の申込を行うような不正ユーザーなどを、今後も業界全体で排除し、広告主の信頼を維持していく取り組みも、引き続き重要であることは間違いない。
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