サイボウズ、「ポスドク」の積極採用に着手専門技術をビジネスに活用

期間限定の研究員として働くポストドクターの採用にサイボウズが乗り出した。

» 2008年06月19日 11時51分 公開
[ITmedia]

 サイボウズは6月19日、人事採用枠に「ポスドク採用枠」を新設したと発表した。博士号を取得した後、任期付きの研究員として働く「ポストドクター」(ポスドク)の採用により、Webアプリケーション開発の強化を進める。5年で約10名の採用を目指す。

 多くの大学では、研究所の定員数は増えず、就職先のない博士号取得者が溢れるという問題が起こっている。サイボウズは、研究で培ってきた専門的な技術とノウハウをものづくりに生かしてほしいとして、採用枠を新設した。

 応募資格は、情報系の大学院博士後期課程の出身者。中退や単位取得退学といった経歴の研究者、英語のネイティブスピーカーも受け入れる。各大学のポスドク向けキャリア相談窓口に求人を掲出していく。

 業務内容はWebアプリケーション開発。具体的には、大規模分散コンピューティング、企業内検索、機械学習、自然言語処理、プログラミング言語、ネットワーク、ユーザーインタフェース、OSなどの分野を担当してもらう。

 必須スキルは、英語の技術文書の読解と作成、情報科学の基礎知識、C言語でのシステム開発。給与は年俸600万円から。

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