デジタルサイネージによる販売促進を検討している企業に対し、動画コンテンツの作成や配信サーバの運用などを代行するサービスの提供を、アンサンブルが開始した。
電子広告配信サービスのアンサンブルは9月9日、デジタルサイネージ(電子看板)に配信する動画コンテンツの作成や、配信サーバの運用を代行するサービスの提供を開始した。
同サービスの名称は「edisaデジタルサイネージ配信サービス」という。これは、同社のセットトップボックスとディスプレイ端末を設置する店舗や会社、イベント会場などに、インターネットを経由してお知らせや広告などの動画、静止画を配信するもの。イベントなどに来る人の属性に合わせたコンテンツを配信できるため、ディスプレイを見た人の購買意欲を促せるという。
サービスを導入した企業は、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)形式で提供されるコンテンツの管理画面から、配信のスケジュールや項目を登録できる。複数のディスプレイに異なるコンテンツを配信することも可能だ。
同サービスでは、コンテンツの登録や配信スケジュールの管理、コンテンツを配信するインフラの運用や保守までを、アンサンブルが請け負う。広告動画の作成やテロップの挿入など、顧客企業の要望にも個別に対応する。
同社のパートナー企業が販売する専用の制御機器「edisaセットトップボックス」を利用する。Windows Media Video、MPEGなどの動画やJPEG、GIF、BMPなどの静止画、テロップ、音声を再生できる。ディスプレイ端末は、小型ディスプレイ、大型テレビ、超大型のLEDディスプレイを用意しており、フルハイビジョンの画面出力にも対応している。
価格は個別相談。
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