ニュース
» 2008年11月20日 00時00分 公開

インストール済みUbuntuのクローンを新しいハードディスクに作成するLinux Hacks(2/2 ページ)

[Keir Thomas,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine
前のページへ 1|2       

パーティーションの拡張

 パーティーションを拡張する前に、Ubuntuパーティーションのファイルシステムが正常であることを確認しておくとよいだろう。これを行うにはまず、先ほどと同様にUbuntuインストールCDのライブディストリビューションモードで起動する。ターミナルウインドウを開き、「sudo fsck.ext3 -f /dev/sda5」とコマンドを入力して、ディスクチェックを行う(Ubuntuが、WindowsとともにHDDに標準構成でインストールされていることを想定している)。

 ディスクチェックが終了したらターミナルウインドウを閉じ、[システム] → [システム管理] → [パーティーションエディタ]を選択する。その後の操作は何をしたいかによって異なるが、Ubuntuパーティーションを拡張したいだけならば、以下の手順に従うとよい。

  1. [パーティーション]リストで、[linux-swap]エントリを右クリックし、[Swap off]を選択する。これによりUbuntuのライブディストリビューションモードは、swapパーティーションへのアクセスを停止するため、swapパーティーションをHDD上で移動させることができる。
  2. 何よりも先にまず、Ubuntuを含む、拡張(extended)パーティーションのサイズを変更しなければならない。リストの[extended]エントリを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。表示されたダイアログボックスで、[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値を0に変更して、タブを押す。これによりパーティーションのサイズは、最大容量まで拡大される。その後、[リサイズ/移動]ボタンをクリックする。[適用]ボタンをクリックするまでは実際の変更は行われない。ディスクのパーティーションに対するすべての変更を設定し終えたら、最後に[適用]ボタンをクリックする。
  3. 再び[linux-swap]パーティーションを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。表示されたダイアログボックスで、パーティーションのグラフ表示をクリックし、空きスペースの端にドラッグする(つまり、グラフ表示の右側へとクリック&ドラッグする)。この操作の後、[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値は0になっているはずである。[リサイズ/移動]をクリックする。
  4. GPartedプログラムのメインウインドウに戻り、リストの[ext3]エントリを右クリックし、[リサイズ/移動]を選択する。グラフ表示の中でパーティーションの最右端をクリック&ドラッグし、空きスペースが埋まるようにそのサイズを「拡大」する。サイズの拡大に伴って[後ろの空きスペース(MiB)]ボックスの値は小さくなり、最後には0になる。0になったら[リサイズ/移動]ボタンをクリックする。
  5. 最後に、メインの[Gparted]ツールバーの[適用]ボタンをクリックする。その後、表示されたダイアログボックスの[適用]をクリックし、パーティーションが移動されリサイズされる間、しばし待つ。実行状況を知りたい場合は、[保留中の操作を適用しています]ダイアログボックスの[詳細]の横の小さな矢印をクリックするとよい。
  6. 処理が完了したらGPartedプログラムを終了し、ターミナルウインドウを開く。「sudo fsck.ext3 -f /dev/sda5」と入力して、Ubuntuパーティーションにエラーがないか、もう一度確認する(ここでもUbuntuが、WindowsとともにHDDに標準構成でインストールされていることを想定している)。エラーがあれば修復を促すプロンプトが表示される。通常はyesと入力して修復すればよい。

 ファイルシステムのチェックが済んだら、コンピュータを新しいHDDから再起動する。Ubuntuパーティーションが大きくなっていることに気がつくだろう。

 Windowsパーティーションも、前述のステップでリサイズできる。ただしNTFSパーティーションをリサイズする前には、swapパーティーションとext3パーティーション、およびそれらを含む拡張パーティーションを移動させる必要がある。

 古いHDDを破棄したり、誰かに譲ったりしたい場合には、必ず内容を確実に消去すること。ただし、新しくクローン作成したコピーが正常に動作していることが100%確認できてからである。わたしはたいてい、コピーが正常に動作していると判断するまでに、1、2週間は様子を見る。その間は古いディスクをそのままとっておくことにしている。

前のページへ 1|2       

Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.

注目のテーマ