Microsoft、Webマスター向けマルウェア検知ツールを発表

MicrosoftのWebマスター向けサービスに、セキュリティ関連の新機能が加わった。

» 2008年11月27日 08時22分 公開
[ITmedia]

 米MicrosoftのLive Search Teamは11月25日、Webマスター向けサービス「Webmaster Center」にマルウェア検知機能を追加したことを明らかにした。

 サイト内の問題を検知するためのツール「Crawl Issues」に、サイト内にあるマルウェアを検出する機能を追加した。Webマスターは感染ページのリストを表示できるだけでなく、オフラインで読める問題の詳細と解決法を記したリポートをダウンロードできる。また外部リンクレビューツール「Outbound Links」でマルウェアに感染している外部リンクのリストを表示できるようになった。感染サイトへの外部リンクは自動的に切断される。外部リンクについてもリポートをダウンロードできる。問題を解決したらMicrosoftのサポートチームに再スキャンを依頼することで、クローラーの次の巡回を待たずに修正したページを再びLive検索結果に含めてもらうことが可能だ。

Outbound Links 「Outbound Links」で感染した外部リンクを表示

 また認証プロセスも簡易化されており、複数のドメインを管理しているWebマスターは、ドメインごとに認証コードを割り当てるのではなく、運営するすべてのサイトで1つの認証コードを使えるようになった。

 同社は今回の新機能追加について、パブリッシャーとWeb開発者向けに包括的な製品とサービスの提供を目指す「Project Silk Road」の一環であるとしている。

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