リコー、サーバ仮想化の可否を無償で確認中小企業のサーバ統合を支援

リコーは、サーバの仮想化ができるかを無償で確認するサービスを12月15日に開始する。専門の運用管理者を確保しにくい中小企業向けに、同サービスを展開していく。

» 2008年12月08日 16時44分 公開
[ITmedia]

 リコーは12月8日、サーバを仮想環境に移行できるかを無償で確認する「仮想化移行確認無償サービス」の提供を12月15日に開始すると発表した。2009年2月28日までサービスを提供し、1社当たり2台のサーバまで確認できる。

 子会社のリコーテクノシステムズが顧客の既存システムのイメージファイルを預かり、ヴイエムウェアのハイパーバイザー「VMware ESX」環境に移行できるかを確認する。確認したデータは、仮想マシンを動作させる「VMware Player」で再生できる形式で返すため、企業は移行後のサーバの動作を確認できる。

 仮想化は、1台のコンピュータを複数のコンピュータとして動かせる仮想的な状態を作り、異なるOSやアプリケーションを動作させる技術。複数のサーバを仮想的に統合して1台のサーバとして使うといったこともできる。

 サーバの仮想化はシステムの運用や管理負担を削減できるが、仮想環境への移行や安定稼働の検証には専門知識や費用が必要となる。リコーは、専門の運用管理者を確保できずサーバの仮想化に踏み切れない中堅中小企業に、同サービスを提供していく見通しだ。

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