パッケージ版「Drupal」とDrupalの技術サポートサービス「Acquia Network」が、Red Hat Exchange経由で提供されるようになる。
米Acquiaは米国時間の1月5日、米Red Hatのオープンソースソフトウェア・パートナープログラム「Red Hat Exchange(RHX)」に参加し、RHX経由で自社製品「Acquia Drupal」「Acquia Network」を提供すると発表した。
Acquiaは、オープンソースのコンテンツ管理システム「Drupal」の商用サービスを提供する企業。Drupalプロジェクトをリードする開発者らが2007年に設立した。
RHXでは、パッケージ版DrupalのAquia Drupal、サブスクリプションの技術サポートサービスAcquia Networkを提供する。サポート付きのビジネスソリューションの提供を通じて、オープンソースコミュニティーを支援するという。
RHXはRed Hatが2007年に開始したサービスで、「Red Hat Enterprise Linux」で動作確認したサードパーティソフトウェアを提供する。現在MySQL(米Sun Microsystems傘下)やZimbra(米Yahoo傘下)などから約25種類のソフトウェアが提供されている。
国内での知名度はいまひとつですが、海外では人気の高いDrupalもRHX経由でまた1つ有力なオープンソースミドルウェアが加わりました。アプリケーションベンダーもLinuxディストリビューターも、自社の製品を核とするソフトウェアスタックの構築にいそしんでいますが、そうした動きの中で、人気の高いDrupalの取り扱いを開始したことはRed Hatにとっても、またDrupalの普及にもメリットが大きいといえます。
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