東芝ソリューション、半導体の技術共有に社内SNSを活用 アクティブ率は約5割に登録者は9割以上

半導体関連の技術やノウハウの共有に社内SNSを利用した東芝ソリューションは約5割のアクティブ率を獲得するなど、情報共有の効率化を進めている。

» 2009年01月19日 16時46分 公開
[ITmedia]

 東芝ソリューションは、社内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を導入し、業務情報や技術ノウハウの蓄積を進めている。同SNSでは、3日以内にログインしたユーザーの割合を示すアクティブ率が約5割に上るなど、Webサービスを介した情報共有に成功している。SNSパッケージを提供したBeat Communicationが1月19日に発表した。

 同社の半導体・液晶エンジニアリング事業部に所属する273人を対象に、2008年7月17日に社内SNSを導入した。約4カ月間運営し、導入効果を検証したところ、登録者は253人と90%以上に上り、アクティブ率は40〜60%となった。

Beat Officeのイメージ Beat Officeのイメージ(出典:Beat Communication)

 アクティブ率が高い割合で推移した点についてBeat Communicationは「社内SNSには、(社内交流を目的とした)『タバコ部屋』としての使い方と業務の効率化を求める使い方の2種類がある。業務ツールとして社内SNSを使ったことが、アクティブ率の増加につながった」と話している。

 東芝ソリューションが導入したのはBeat CommunicationのSNSパッケージ「Beat Office 1.4」。業務用ツールとして導入し、WikiやQ&Aなどの機能を使って、半導体関連のノウハウや技術の共有と蓄積に使っている。

 ツールの運営に当たり、5名のプロジェクトチームを編成。女性社員1人が書き込みなどのファシリテーションに特化し、4人の男性社員はシステム管理と兼務して、社内SNSの運営を進めている。

 同社は業務時間における社内SNSの導入も推進している。全国の社員がやり取りをするツールとして成立しており、今後は全社での活用を検討していく。

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