ページビューの増加に伴うバナー広告の設定・配信不備を解消するため、集英社はバナー広告を自動でWebサイトに表示できる広告配信システムを導入した。
集英社は、同社が運営する女性誌のWebポータルサイト「s-woman.net」に広告配信システムを導入し、稼働させている。ポータルサイト上に表示するバナー広告の配信を自動化し、システムの運用コストを減らした。システムを提供したオプトが2月16日に発表した。
導入したのは広告配信システム「ADPLANDS」。Webサイトに広告枠を作り、その表示数などを設定すると、自動で広告を配信する。閲覧者が検索したキーワードやサイト内での行動履歴を基に、静止画像、テキスト、Flash、HTML、JavaScriptなどの広告を配信できる。
1月15日にPCサイト、2月にはモバイルサイトで同システムを稼働させた。現在PC製品やキャラクターグッズなど40種類程度のバナー広告を自動配信している。ADPLANDSに入れ替えた理由は「他社の広告配信サービスを使っていたが、ページビュー(閲覧数)の増加に伴い、広告枠の管理に手間がかかる可能性が出てきたため」(集英社ブランド事業部)。広告枠管理の自動化に成功し、システムの運用コストも「10%程度削減できた」(同)という。
s-woman.netは、女性向けにファッションや美容、文化、料理などのコンテンツを提供しているポータルサイト。月間5000万ページビューを稼ぎ、会員数は45万人。
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