McAfeeがスパム動向報告書で、スパムメールによる生産性の喪失額の試算を公表した。
セキュリティソフトメーカーの米McAfeeは3月9日、月例スパム動向報告書をまとめ、スパムメールによる労働生産性の喪失額の試算を公表した。
それによると、スパムによる生産性の喪失額は従業員1人当たり1日50セント、年間では182.50ドルに上ると。1時間に30ドルを稼ぐ従業員が1000人いる会社では、年間で18万2500ドルの喪失になるとしている。
さらに、例年3月は2月に比べてスパムの量が平均10〜20%程度増加しており、スパム関連コストはさらに増すと予想している。
スパムメールの内容を見ると、2月までのホリデースパムに代わり、Rolexなどの偽ブランド時計を売り込むスパムが首位に浮上した。ピーク時では全スパムの20%以上をこの手のスパムが占めていたという。
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