パンドウイット、次世代型インテリジェントケーブリング運用管理システムを発売ケーブリング管理の可視化

パンドウイットコーポレーション日本支社は、インテリジェントケーブリング運用管理システム「PANVIEW iQ」を4月7日より出荷開始すると発表した。

» 2009年04月06日 02時12分 公開
[ITmedia]

手動管理が中心の物理レイヤ

 PANVIEW iQはネットワーク配線(ケーブリング)など、物理レイヤ層全体をリアルタイムに自動管理・監視し、ラックスペースを増設することなく、ネットワークインフラ環境の最適化を可能とするケーブリング運用管理システム。複雑化するネットワークの物理レイヤ全体をリアルタイムで自動監視し、ラックスペースを増やすことなく、ネットワーク配線全体の可視化とTCOの削減を実現できるという。

 ネットワークのインフラ環境は複雑化の一途をたどっている中、こうした高度なITシステムの基礎であるネットワーク配線などの物理層(フィジカル・レイヤ)の管理は、Excelなどのワークシートで作成された台帳に、変更の都度、担当者が入力したり、手作業でラベルを貼るなど、いまだにほとんどが手動管理なのが実状だ。そのため、人為ミスによるエラー発生の可能性も高く、また、台帳管理が複雑化すると、必要な人的資源も増え、結果として運用コストの増加にもつながる。

 PANVIEW iQは、リアルタイムでネットワーク配線全体の状況を一括管理・監視できるソフトウェアや、LED内蔵ポートにより、ひと目で接続状況を把握できる専用パッチパネルおよびパッチコードなどで構成され、ケーブリング管理の可視化を実現し、物理レイヤ上のエラーや非効率な人材配置など、ネットワークの運用管理が抱えていた課題を改善する。さらにポートの使用状況など、ネットワークインフラ環境のキャパシティ管理もリアルタイムに、かつ正確に実行できるため、TCOの削減とシステムの信頼性向上が期待できる。

 また、同製品は、設置のために追加のスペースを必要としない斬新な設計で、省スペース・省コストでの導入が可能。大規模企業やデータセンターはもちろん、ネットワークの運用管理のためのコストやスペースに限りのある中・小規模企業まで、組織の規模を問わず、オフィスのレイアウト変更に伴うネットワーク配線の変更や新規導入、アップグレードなどを非常に柔軟かつ容易に行えるという。

PANVIEW iQの活用例

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