富士通、メインフレームの最新版を発表1チップに4CPU搭載

富士通は、メインフレームの最新版2製品の販売を開始すると発表した。

» 2009年04月16日 09時11分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月15日、メインフレームの最新版2製品の販売を開始すると発表した。Sun Microsystemsと共同開発しているUNIX系のSPARC Enterpriseサーバの技術を流用し、ワンチップに4つのCPUを搭載することで、処理能力を現行製品より30%向上させた。消費電力も20%削減。OSも刷新する。

ワンチップに4つのCPUを搭載。現版はワンチップに1CPU

 販売を開始するのは超大型機「GS21 1600モデルグループ」と、大型機「GS21 1400モデルグループ」。

 一方、新たに提供するOS「OSIV/MSP GSS21i Standard Edition V80」「OSIV/XSP GSS21i Standard Edition V80」は、システム記憶装置上のオンラインシステムであるAIMログの書き込み処理を改善することで、マルチクラスタシステムにおける並列トランザクション処理性能を、従来比30%向上させた。

 GS21 1600モデルグループのレンタル価格は月額1163万2000円から。GS21 1400モデルグループのレンタル価格は月額241万4000円からとしている。いずれも2010年1月からの出荷を予定。2012年3月までに世界全体で1000台の販売を目指す。

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