香港の大手メッセージング企業から買収したWebメール機能をLotusLiveに統合する。
米IBMは4月16日、香港にクラウドコンピューティング研究所を設立すると発表した。同社の企業向けクラウドメッセージングサービスで中心的役割を担い、コラボレーションスイート「LotusLive」をサポートする。
同社はまた、香港のOutblazeのメッセージング資産買収が完了したことも発表した。OutblazeはISPや通信キャリアにメール、コラボレーション、ソーシャルサービスのセキュアなWebプラットフォームを提供している非公開企業。
IBMはOutblazeのオンラインメール機能をLotusLiveに統合する。これによりLotusLiveのユーザーは、簡単にメールアカウントを設定し、PCの機種やWebブラウザの種類を問わず、メールを使えるようになるという。
LotusLiveは、IBMがパートナー企業の顧客向けにSaaSとして提供するメッセージングおよびコラボレーションアプリケーションのスイート。7日から第1弾アプリケーションとしてWeb会議、IM、ファイルのストレージおよび共有などを組み合わせたサービス「LotusLive Engage」が提供されている。
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