NECはExpress5800シリーズにNehalemモデルを追加すると発表した。合わせて既存170製品を対象に最大66%(平均25%)価格を引き下げる。
NECは4月21日、同社のサーバブランド「Express5800シリーズ」の強化を発表。具体的には、導入コスト(製品価格)の引き下げ、運用コストの低減、サポートサービスの拡充を行う。
具体的な施策としては、Express5800シリーズの既存170製品を対象に最大66%(平均25%)の価格引き下げを実施する。また独自の省電力技術とインテルXeon5500番台(Nehalem-EP)を搭載した新サーバを投入。これによりユーザーの運用管理コストをトータルで従来比約40%(NECの比較による)削減するという。また従来のサポートサービスに、ハードウェアに加えソフトウェア保守を一括で請け負う保守メニュー「PlatformSupportPack(プラットフォームサポートパック)」を7月末より開始する。
NECは昨年11月以来、Express5800シリーズを「DataCenterLine(サーバ統合、IDC向け)」と「DataStationLine(部門サーバ向け)」の2系統で展開している。今回投入される新製品もこの分類に準じてリリースされる。
DataCenterLineに位置付けられる2wayラック型の「Express5800/R120a-1」および「R120a-2」は筐体レイアウトを冷却効率重視で再設計し、ファン/CPUの動的制御機能と合わせて従来機比較で約40%の省電力化を実現したという。また80PLUS準拠の高効率電源を採用し、この電源ユニットを共有することで省電力サーバ「Express5800/ECO CENTER」の省電力性能も強化した。
DataStationLineとされる2wayタワー型の「Express5800/T120a-E」および「T120a-M」については、サーバをリモート管理する「EXPRESSSCOPEエンジン2」に対し、ファームウェアなどの一括自動アップデートを行う「ExpressUpdate」機能を標準実装する。また筐体カバーに監視機能を搭載し、HDD抜き取りなどの盗難防止を図った。スリムで静音を謳う1wayタワー型の「Express5800/GT110a-S」はSSDを新たにサポートする。
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