シマンテックは、メッセージ送信者の信頼性を評価する機能を搭載した「Symantec Brightmail Gateway 8.0」を発売した。
シマンテックは4月21日、メッセージングセキュリティ製品の最新版となる「Symantec Brightmail Gateway 8.0」を発表した。
Brightmail Gatewayは、電子メールやインスタントメッセージ、添付ファイルなどを利用したスパム対策のプラットフォーム製品。最新版は、メッセージ送信者の信頼度を評価する「レピュテーション」技術とスパムフィルタリングを併用して、高精度にスパムを遮断する。
レピュテーションでは、送信者のIPアドレス情報を同社ユーザーから提供された数千万件のIPアドレスの信頼度を評価したデータベースに照会することで、信頼性を確認する。さらに、ユーザーが独自に信頼性の評価指標を設定(ローカルレピュテーション)でき、2つのレピュテーションを併用することで、最大95%のスパムをブロックできるという。残りの約5%はスパムフィルタを利用してブロックする。
信頼性が確認されたIPアドレスはホワイトリストに登録され、検知対象から外すことでスループットを向上させた。配信不能リポートなどを悪用する手口に対しても、独自のタグを記述することで再度受信した場合にチェックを行い、スパムの場合には遮断できるようにしている。
Symantec Brightmail 8300アプライアンス(旧Symantec Mail Securityシリーズ)などを利用する既存ユーザーには、3月末から同バージョンを提供している。
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