Microsoftの1〜3月期は、PC売り上げ減速の影響を受け売上高は6%減、5000人リストラの関連コストの影響で純利益は32%減だった。売上高が前年比マイナスになったのは、同社始まって以来のことだ。
米Microsoftが4月23日発表した同社第3四半期(1〜3月期)決算は、売上高は136億5000万ドルで前年同期比6%減、純利益は同32%減の29億7700万ドル(1株当たり33セント)だった。営業利益は44億4000万ドルで、同3%増だった。売上高が前年を下回ったのは同社始まって以来初めて。
発表済みの5000人の人員削減に伴う2億9000万ドルの支出と4億2000万ドルの資産の評価減などが、1株当たり利益を6セント引き下げたとしている。
部門別では、PC市場減速の影響を受け、クライアント部門の売上高が16%減となった。サーバ&ツール部門は7%増、Microsoftビジネス部門は5%減、オンラインサービスビジネス部門はディスプレイ広告が不調で14%減、エンターテインメント部門は、2%減だった。
今後の見通しについては、クリス・リデルCFO(最高財務責任者)が「少なくとも来期も引き続き減速すると予想する」と語った。
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