Microsoftは4月15日に、次期版Officeは「Office 2010」という名称になると発表した。「テクニカルプレビュー」は第3四半期にリリースの見込みだ。14日にはExchange Server 2010のβ2が公開されている。
MicrosoftはOffice 2007とVistaを同じ日にリリースしたが、両製品の間にシナジーはほとんどなかった。企業はVistaはばかにしても、Office 2007は支持した。今のところ、後継製品は別々のリリーススケジュールで動いているようで、Windows 7はOffice 2010の6カ月以上前に発売される見通しだ。面白いのは、Windows 7の製造工程向けリリース(RTM)とOffice 2010のテクニカルプレビューがほぼ同時期に公開されるということだ。
多くの企業は12カ月待ってからWindows 7の導入を開始するだろう。そのころにはOffice 2010がリリースされ、同時に導入できるだろう。ほとんどの企業では、Windows 7の導入にはOffice 2010よりも多くのテストとアプリケーション動作認定が必要になる。先述のUIの類似、シナジーをもたらす未発表の機能は、企業がXPとOffice 2000または2003から移行し、新しいPCにWindows 7とOffice 2010を同時に導入する十分な理由になる。
我慢してSAを受け入れてもいいという企業に、Windows 7 Enterpriseは魅力的なエサとしてAppLocker、BitLocker To Go、DirectAccessという有用なセキュリティ機能を提供する。
Windows 7の採用に選択の余地はない。ほとんどの企業にとっては避けられないことだ。ここで挙げた7つの項目は、IT部門がXPやVistaからWindows 7へ至る道筋を計画するときに考慮すべき要素の一部にすぎない。
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