Ciscoはこの新パッケージサービスにより、通信業者は独自のクラウドサービスや音声・動画サービスを低コストで顧客に提供できるようになるとしている。
米Cisco Systemsは5月12日、通信業者向けクラウドシステム「Unified Service Delivery」を発表した。通信業者はこのシステムによって、Ciscoのデータセンター仮想化ソリューション「Unified Computing System」と次世代IPネットワークを統合した環境で、従来より低コストでセキュアなサービスを顧客に提供できるようになるとしている。
Unified Service Deliveryは、CiscoのUnified Computing System、ハイエンドルータ「CRS-1」、データセンター向けスイッチ「Nexus 7000」、ブレードサーバ「UCS 5100」、次世代IPネットワークで構成されており、通信業者はデータセンター間や次世代IPネットワークを通じた独自のクラウドサービスの導入や音声・動画サービスの提供が可能だ。
また同社はCRS-1シリーズに新たに10Gビットモジュールと40Gビットのプロセッサを追加し、サービス単位や顧客単位のトラフィックの仮想化を可能にした。
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