「リアルな世界でもアフィリエイトを」――DACらがサービス化

来店や商品を購入した利用者に対し、Edyに交換できるポイントを付与する広告サービスをDACらが開始した。広告主は来店や購買の度合いに応じて広告料を支払う。

» 2009年05月25日 19時04分 公開
[ITmedia]

 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)、ビットワレット、バリューコマースは5月25日、店舗に来店したユーザーに電子マネーのポイントを付与し、広告主から報酬を得る成果型のサービスを提供し始めた。コンタクトレンズを販売するアイシティの首都圏の店舗で6月1日から実施する。

 提供を開始するサービス名は「成果報酬型店舗送客プログラム(リアルアフィリエイトサービス)」。これはショールームへの来場や店舗での商品購買に伴い、広告主に成果報酬が発生する広告サービス。広告主は、Edyに交換できるポイントをユーザーに付与し、ユーザーの来店や購買の度合いに応じて広告料を支払うため、高い費用対効果の広告を展開できる。

 同サービスの対象は、資料請求などに付与されたポイントをEdyと交換できる専用サイト「Edyパラダイス」に登録している利用者。同サイトの利用者に電子メールやバナー広告でキャンペーンを告知し、広告主のWebサイトに誘導する。その後、利用者が広告主の店舗でFeliCaのリーダ/ライタにおサイフケータイをかざすことで、来店の履歴が記録される。Edy会員のデータと来店記録を照合し、ポイントを与える。

 広告主は広告対象者の来場や購買の度合いに応じて広告料を支払う。Webサイトで資料請求や会員登録をした際に広告費が発生する従来のアフィリエイト広告とは異なる手法だ。

過去のニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ