5月の世界の半導体売上高は前月比5.4%増の165億ドルだった。
米半導体工業会(SIA)は7月3日、世界の半導体売上高に関する統計を発表した。5月の売上高は165億ドルで前年同月比では23.2%減だったが、前月比では5.4%増だった。ここ3カ月連続で前月比が増加している。
SIAのジョージ・スカリス会長は「3カ月連続の売上高増加は、市場の回復に向けて通常の季節パターンに戻りつつあることを示している」とし、半導体はさまざまな製品に組み込まれるようになっており、世界の半導体市場は経済全体の動向を反映するようになりつつあると指摘し、「消費者の信頼感が高まり、経済が回復すれば同市場もそれを反映することを期待する」と語った。
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