ラック、組織内部の情報漏えいリスクを調べる新サービス

ラックは、組織内ネットワークの通信パケットを独自に調査・分析して、情報漏えいの可能性を評価するサービスを始めた。

» 2009年08月04日 12時35分 公開
[ITmedia]

 ラックは8月4日、企業などの組織内部の情報漏えいリスクを評価する新サービス「情報漏えいチェックサービス」を開始した。利用価格はオープンとなっている。

 同サービスは、一定期間に組織のネットワーク上で通信パケットを収集する専用機器を設置し、組織内から外部ネットワークに送信される通信パケットを収集する。収集したパケットデータは同社の専門家が詳細に分析し、情報漏えいの発生リスクや実装済みのセキュリティ対策の有効性について評価する。

 具体的には、FTP接続による外部サイトへのファイルの持ち出し、インターネット上のストレージサービスを利用したファイルの持ち出し、Webメールの利用、ウイルス感染などによる情報漏えいの可能性、不審なアクセスによる情報窃取の可能性、HTTPポートを利用した非HTTPアクセスの状況、ネットワークに接続された個人端末などによるアクセス、ウイルス感染が招く不正アクセスなどを調べる。

 これにより、「ポリシー違反の通信トラフィック」「ウイルス感染PCからの通信トラフィック」「不正な通信トラフィック」の3つについて現状を評価し、組織からの情報流出の判定や情報流出のきっかけとなった発信元の機器特定、ダウンロードされたファイルのウイルス判定などをリポートする。

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