リンク、低コストで運用も容易なクラスタリングサービスを提供開始専用サーバサービス

at+linkブランドで専用サーバサービスを展開するリンクは、サーバ障害時のサービス停止時間を最小限にとどめるクラスタリングサービス「Easy クラスタリング」をat+link専用サーバサービスのオプションとして9月1日より提供を開始した。

» 2009年09月01日 14時07分 公開
[ITmedia]

手軽に信頼性の高いサービスを

 「Easy クラスタリング」は、リンクが共同事業者であるエーティーワークスとともに開発したサービスで、複数台のコンピュータリソースを1台のコンピュータを扱うように管理し、一部が故障をしても、システムを止めることなく修理することができるクラスタリング技術を複雑な設定作業も不要という形で提供する。これを利用することで、サーバ障害時のサービス停止時間を最小限にとどめることができる。

 「Easy クラスタリング」は、HeartBeat(サーバの相互監視と自動切替時のサービス引き継ぎを行うオープンソースソフトウェア)とDRBD(ネットワークに接続されたサーバのデータミラーリングを行うオープンソースソフトウェア)をベースとしたサービス。稼働中のサーバに障害が発生してサービスが停止してしまった場合は、もう一方の待機サーバに自動で切り替えを行い、サービスを継続させる。

 Easy クラスタリングの大きな特長は、低料金かつ手軽に導入できる点。従来のクラスタリングソフトウェアは100万円〜200万円と高額なケースが多かったが、同サービスはオープンソースをベースとしているため、サポート付きで初期費用10万5000円、月額利用料4万7250円という低料金で提供可能となった。ユーザーによるクラスタリング環境の構築や設定も不要で、高度な知識がなくても導入可能だという。MySQL やPostgreSQL、Apache などのアプリケーションに標準で対応し、データベースサーバはもちろん、Webやメールサーバのクラスタリングも簡単にできるほか、使いやすい管理画面や障害時の自動通知機能も搭載しているという。

「Easy クラスタリング」の概要

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