日本IBM、Oracle DBからDB2への移行サービスを開始

日本IBMがOracle製のRDBMSからの移行を支援するサービスを開始する。ライセンス費や保守料などを比較し、自社のRDBMS「DB2」のコストにおける優位性を打ち出していく。

» 2009年09月14日 17時32分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は9月14日、自社システムでOracle Databaseを運用している企業向けに、IBMのリレーショナルデータベース管理ソフト「DB2」への移行支援サービスを開始すると発表した。データベースにおけるコスト削減を支援するのが狙い。

 新たに「Oracleからの移行支援サービスオフィス」を設立し、Oracle Databaseの購入やバージョンアップを検討している企業に、IBM製のサーバとDB2を駆使したデータベースに移行した際のコスト削減効果を提示する。IBMが世界中で行ってきた移行支援の実績を基に、独自の試算ツールを使って数値を割り出す。

 提供するサービス内容は、Oracle DatabaseからDB2に移行した場合の効果や移行費用、ライセンス料、保守料の試算、新規にDB2を採用する場合のサービス費用の試算など。他社製のサーバからIBMのサーバにハードウェアを統合した場合の効果も知らせる。11月までに診断の依頼をした企業には、これらのサービスを無償で提供する。

 有償サービスも別途用意する。Oracle DatabaseからDB2への移行を支援するサービスやプログラムの変換サービス、移行に伴う運用監視システムの改修、サーバ統合におけるコンサルティングサービスなどが該当する。

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