日本オラクルと富士通、運用管理ソフトの相互連携を確認Oracle GRID Centerで検証

日本オラクルと富士通の共同検証により、SystemwalkerとOracle Enterprise Managerの連携が確認された。その結果Oracle Enterprise Managerは、Systemwalker Enabled認定を取得したという。

» 2009年09月16日 13時56分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルと富士通は9月16日、富士通の運用管理ソフトウェア「Systemwalker Centric Manager」と、日本オラクルの運用管理ソフトウェア「Oracle Enterprise Manager」との連携を共同で検証したと発表した。検証は日本オラクルと富士通の共同検証施設である「Oracle GRID Center」に以下の環境を構築し、実施したという。

種別 製品
サーバ PRIMERGY BX620
システム全体の監視 Systemwalker Centric Manager V13
オラクル製品の統合管理 Oracle Enterprise Manager 10g Release5
稼働状況の監視対象 Oracle Database 11g、Oracle Business Intelligence Suite 10.1.3、Oracle BPEL Process Manager 10.1.3

 本検証を通じ、Oracle Enterprise Managerで監視しているOracle Database、Oracle BPEL Process Manager、Oracle Business Intelligenceなどオラクル製品が発する警告やエラーなどのメッセージを、Systemwalker Centric Managerのコンソール上に集約し表示できることを確認したという。

 連携によるメリットとして両社は、ハードウェアやOSの稼働状態や障害、リソースの監視、そしてオラクル製品の性能やリソース使用状況の監視、障害の予兆監視など、ハードウェアからアプリケーションまでの一貫した運用管理を、少ない管理コストで実現できる点を挙げている。

連携前と連携後の違い 連携前と連携後の違い(富士通発表資料より)

 なお今回の検証により、Oracle Enterprise Managerは、Systemwalkerの連携製品認定制度である「Systemwalker Enabled(認定レベル:Advanced)」を取得したという。

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