日本HPは、クラウドコンピューティング環境での利用に特化したシンクライアント端末「HP Internet Appliance」を発売した。
日本HPは10月5日、デスクトップ型シンクライアント端末の新製品となる「HP t5730wi Internet Appliance」を発売した。Webアプリケーションなどが動作するクラウドコンピューティング環境での利用に特化したという。
新製品は、Sun Java6.14やAdobe Flash10、Direct X 9.0cなどのWebアプリケーションを利用するために必要なソフトをプリインストールするとともに、HDDや光学ドライブ、冷却ファンなどの駆動部品を搭載しない設計を採用。クラウドコンピューティング環境への対応しつつ、耐久性能の向上を図った。
また、ユーザーごとに必要なモジュール(マスタイメージ)をプリインストールして出荷する新たなサービス形態を導入。これにより、導入時の初期設定作業の工数を低減し、迅速に運用を開始できるとしている。
端末はCPUに「AMD Sempron 2100+」を搭載して省電力化を図ったほか、本体サイズは45.7×215.14×266.7ミリメートルの省スペースデザインとした。プリインストールOSにはWindows Embedded Standardを採用し、2Gバイトのフラッシュメモリを搭載する。
価格は4万8300円で、直販営業および販売代理店では同日から、同社オンラインストアでは11月上旬から提供する。
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