バンダイナムコホールディングス、約8000人が使う人事システムを段階的に統合

バンダイナムコホールディングスは経営統合にあたり、バンダイとナムコで別々に構築していた人事関連のシステムを段階的に統合。システム構築には、電通国際情報サービスのパッケージソフト「POSITIVE」を活用した。

» 2010年01月29日 12時58分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコホールディングスは、グループ会社を含む従業員約8000人が使う人事・給与・就業システムを構築、2009年4月に稼働を開始した。パッケージ製品を提供した電通国際情報サービスが1月29日に発表した。

 パッケージソフト「POSITIVE」を採用し、バンダイナムコホールディングス、国内グループのバンダイ、バンダイナムコゲームス、ナムコの従業員約8000人が使う人事関連のシステムを構築した。POSITIVEを構成する「POSITIVE人事」「POSITIVE給与」「POSITIVE就業」「POSITIVE従業員向けWebサービス」と呼ぶモジュールを活用している。

 POSITIVEを採用した決め手は、グループ会社で統合したシステムを活用する際に、クライアントPCにアプリケーションをインストールせずにWebブラウザから利用できる点。基幹システムと連係しやすい点も評価した。

 バンダイナムコホールディングスでは、バンダイとナムコの経営統合にあたり、各社で別々に構築していたシステムを1つにまとめる必要が出ていた。ナムコは電通国際情報サービスの中堅企業向け人事給与パッケージソフト「STAFFBRAIN」を採用しており、電通国際情報サービスのサポート体制などを考慮して、STAFFBRAINの上位製品であるPOSITIVEを採用した。

 バンダイナムコホールディングスは、2005年9月にバンダイとナムコが統合して設立。経営統合に当たり、別々に構築していた人事関連のシステム統合を開始した。

 システム統合は段階的に実施。まず主要グループ企業がPOSITIVEでシステムを構築。その後各社のシステムをバンダイナムコホールディングスのシステムに統合し、2009年4月に稼働を開始した。今後はグループ全体の管理部門の機能を、同システムに集約していくとしている。

日時 システム稼働までの出来事
2005年9月 バンダイナムコホールディングス設立
2006年4月 バンダイナムコゲームス、ナムコの各社でシステムを稼働
2008年2月 バンダイでシステムを稼働
2008年4月 主要グループ会社の管理部門をバンダイナムコホールディングスに集結
2009年4月 グループ4社のシステムを統合し、バンダイナムコホールディングスの人事関連サービスの基盤システムとして稼働を開始

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