Symbian Foundation、Symbian^3の全コードをオープンソース化

Symbian Foundationは予定より4カ月早くSymbian OSのソースコードをオープンソースとして公開した。

» 2010年02月05日 08時55分 公開
[ITmedia]

 Symbian Foundationは2月4日、次期モバイルOS「Symbian^3」の全コードをEclipse Public License(EPL)の下でオープンソース化したと発表した。Symbian^3は第1四半期(1〜3月期)中にFeature Complete版になる予定。108のパッケージからなるソースコード、アプリケーション開発キット「Symbian Developer Kit」、モバイル端末開発キット「Product Development Kit」が開発者向けサイトからダウンロードできる。

symbian

 Symbian Foundationは、オープンな携帯電話プラットフォームを目指してNokia、NTTドコモ、Sony Ericssonなどが設立した非営利のオープンソース団体。Nokiaが2008年に買収した英SymbianのOSのオープンソース化を進めてきた。

 Symbian OS搭載携帯電話は現在、世界で3億3000万台出荷されているという。スマートフォンOSとしては圧倒的なシェアを誇っているが、米調査会社Gartnerの2009年1〜3月期の世界スマートフォンOS市場に関する報告では、Symbian OSのシェアは前年同期の56.9%から49.3%に下がっていた。

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