MasterCardをかたる詐欺メール、国内でも報告相次ぐ

MasterCardをかたる詐欺メールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が注意を呼び掛けている。

» 2010年02月19日 12時18分 公開
[ITmedia]

 フィッシング対策協議会は2月19日、MasterCardをかたる新手のフィッシング詐欺攻撃が見つかったとして注意を呼び掛けた。国内でも報告が相次いでいるという。

 この攻撃では、「Important MasterCard Alert」「MasterCard Alert」「MasterCard Account Holder」などの件名でコンピュータ利用者にメールが送りつけられる。本文には、「セキュリティ認証システムを変更したため、情報を更新してほしい」といったメッセージが記され、登録サイトと称したサイトへのリンクをクリックするよう促す。

詐欺メールから誘導される偽サイト(フィッシング対策協議会より)

 同協議会によると、MasterCardをかたる偽サイトは19日午前10時現在で稼働しており、JPCERTコーディネーションセンターにサイト閉鎖のための調査を依頼。ユーザーからの問い合せがMasterCardへ11件、フィッシング対策協議会へ7件それぞれ寄せられているという。

 MasterCardは、MasterCardやカード会社および金融機関から、口座や個人情報をたずねるメールを送ることは一切なく、詐欺メールを受け取った際は、直ちにメールを削除し、口座や個人情報開示の呼び掛けには応じず、添付やリンクを開かないようにしてほしい。万が一被害の疑いがある場合は、カードの発行会社や警察に連絡してほしいとコメントしている。

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