岩崎通信機は富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620」をVMwareで仮想化し、サーバの稼働状況に応じた負荷分散や運用の標準化を果たしたという。
業務用電話機(ビジネスフォン)の製造・販売などを手掛ける岩崎通信機は、富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620」と仮想化ソフトウェア「VMware」により、自社IT基盤を統合した。4月5日に富士通が発表し、既に運用を開始している。
発表によると岩崎通信機では従来、部門や役割ごとにサーバを導入しており、運用負荷が増大していたという。また分散配置されたサーバ群のリソースを有効活用することも難しかった。
これらの課題を解決するため、約70台保有していた各種サーバを、約30台のサーバブレード(PRIMERGY BX620)に集約。それらをVMwareで仮想化し、サーバの稼働状況に応じ負荷分散できるようにした。移行に当たっては、既存の稼働資産すべてを可視化し、富士通が検証済みのソリューションモデルをベースに、段階的に統合したという。
結果としてハードウェア、アプリケーションともに運用が標準化され、IT基盤の管理者は分散したサーバのメンテナンスから解放された。富士通では「運用効率および運用品質を大幅に向上させた」としている。
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