ぷらっとホーム、柔軟な拡張が可能なストレージを発売

ぷらっとホームは、分散ストレージシステム製品の「CloudStation dSS」を発売する。

» 2010年05月27日 14時29分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ぷらっとホームは5月27日、分散ストレージシステムの新製品「CloudStation dSS」を発売した。6月末から出荷を開始する。

 同製品は、容量とパフォーマンスを柔軟に拡張できる「スケールアウト」利用に対応する。導入後に必要な容量を自由に追加でき、事前に将来のストレージ利用の拡大に備えて容量を確保しておく手間がない。大規模グリット計算に用いられる分散処理技術を応用した自社開発の「dSS engine」を搭載しており、複数ノードをクラスタ化して1つのストレージに見立てることで、スケールアウト利用を可能にした。

CloudStation dSS CloudStation dSS

 また、任意の文字列でファイルを管理するキーバリュー型方式を採用しており、ファイル数が1000万を超えるような場合でも、ユーザーは必要とするファイルに迅速にアクセスできる。すべてのノードでメタデータを共有しているため、一部のノードに障害が発生してもシステムへの影響がない。マスターノードが必要ないため、冗長性に優れるとしている。

 ネットワーク接続はGbEもしくは10GbE(オプション)に対応する。価格は初期構成(2ノード、56テラバイト)が458万円、追加1ノード(28テラバイト)当たりが198万円。推奨構成は3ノード(84テラバイト)以上で、最大構成は36ノード(1ペタバイト)となっている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ