「Knights Corner」は50個以上のコアを搭載し、Many Integrated Coreアーキテクチャを基盤とする。
Intelは5月31日、多数のコアを採用した高性能コンピューティング(HPC)プロセッサ「Knights Corner」の計画を明らかにした。
Knights Cornerは、1秒間に数兆回の演算を可能にするというMany Integrated Core(MIC)アーキテクチャを基盤とする。50個以上のコアを1つのチップに集積し、22ナノメートル(nm)プロセスで製造される。
Intelによると、MICアーキテクチャには、「Larrabee」など幾つかのプロジェクトが生かされている。Larrabeeは汎用GPUの開発を目指したプロジェクトだったが、12月に中止された。
IntelはKnights Cornerの開発キット「Knights Ferry」を一部の開発者に提供しており、2010年後半にはこれを広範にリリースする予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.