Microsoftは日本時間6月9日にセキュリティ情報を公開し、2月に発覚したIEの脆弱性などに対処する予定だ
米Microsoftは6月8日(日本時間9日)に合計10件のセキュリティ情報を公開し、Windows、Office、Internet Explorer(IE)に存在する34件の脆弱性を解決する。3日の事前通知で明らかにした。
10件のセキュリティ情報のうち、Windows関連の2件とIE関連の1件は、深刻度が4段階評価で最も高い「緊急」レベルとなる。いずれもWindows 7を含めた大半のOSに深刻な影響を及ぼす脆弱性に対処する。IEの更新プログラムは2月に発覚した脆弱性を解決するものとみられる。
残る7件はそれより1段階低い「重要」レベル。この中には、4月に発覚したSharePointの脆弱性を解決する更新プログラムが含まれる。
なお、Windows 2000とWindows XP SP2は7月13日でサポート期限が終了する。この日以降は不具合や脆弱性が発覚したとしても修正のための更新プログラムは提供されない。「まだWindows 2000やWindows XP SP2を使っている場合、サポート期限が切れていないOSや最新のサービスパックにアップグレードしてほしい」と同社は呼び掛けている。
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