新OSならびに異なるストレージを単一のシステムとして管理する「SmartPools」と、データ分析の「InsightIQ」を発表した。
アイシロン・システムズは7月14日、ストレージOSの最新版「OneFS 6.0」と複数ストレージを統合管理するためのアプリケーション「SmartPools」、データ分析用アプリケーション「InsightIQ」を発表した。7月30日から提供する。
同社はクラスタストレージ製品群として高トランザクション処理に対応した「S-シリーズ」とプライマリストレージ向けの「X-シリーズ」、アーカイビング向けの「NL-シリーズ」を展開している。OneFS 6.0とSmartPoolsを利用することで、データを透過的に扱えるようになり、これらの異なるシステムを単一のファイルシステム、ボリュームとして管理できるようになる。
ストレージシステムを個別に管理する手間が無くなるほか、ポリシーによってストレージ間でのデータ移動作業を自動化できる。運用・保守に伴うコストの削減と、将来のシステム拡張が容易になる点が特徴だという。
InsightIQは、ストレージシステムの現状を可視化するための同社初の分析ツール。CPUやネットワークの使用率をはじめ、クラスタ、ノード、インタフェース、クライアントなどのパフォーマンス分析、ディレクトリ解析によるファイルの所在把握が可能になる。
分析結果はGUIに表示される。現状を把握しやすくすることで、システムのワークフローやアプリケーションなどの改善を図れるようになるといい、同社ではストレージ利用の最適化と実態に即した投資計画の立案を支援するとしている。
新製品は同社代理店から提供される。
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