Flash PlayerとAdobe AIRの更新版では、任意のコード実行などにつながる深刻な脆弱性に対処した。
米Adobe Systemsは8月10日(現地時間)、Adobe Flash PlayerとAdobe AIRの更新版をリリースして複数の脆弱性に対処した。ユーザーに早期のアップデートを呼び掛けている。
更新版の「Adobe Flash Player 10.1.82.76」(Windows、Mac、Linux、Solaris向け)と「Adobe AIR 2.0.3」(Windows、Mac、Linux向け)では、メモリ破損など複数の脆弱性を解決した。細工されたファイルを開いたり、Webページを閲覧したりすることで、第三者に任意のコードを実行されるほか、クリックジャッキング攻撃を仕掛けられる恐れがある。
脆弱性が存在するのは、Adobe Flash Player 10.1.53.64以前とAdobe AIR 2.0.2.12610以前のバージョン。更新版は同社のサポートページなどから入手できる。
これとは別に同社は、8月16日の週にReader/Acrobatの更新版をリリースする予定だ。
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